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株主の皆さまへ

株主の皆さまへ

厳しい環境に向き合い、
乗り越えていくため、
経営改革を断行してまいります。

株主の皆さまにおかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申しあげます。平素は当社をはじめ当社グループに格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます。またご支援いただいております株主の皆さまにはあらためて感謝申しあげます。

当社グループは、世界的な新型コロナウイルス感染症流行により、出控えによる需要減少など厳しい事業環境にある中で、2020年5月26日に、2020年度を初年度とする3ヵ年の新中期経営計画の策定の見送り、2019年度を初年度とする現行の中期経営計画の取り下げとともに、この難局を乗り越えるための下記「2020年度における事業上の重要事項」を決定し、推進してまいりました。

(1)事態収束までは必要最低限の事業運営に特化

  • ①必要運転資金の確保
  • ②コロナ禍における西武グループ事業運営方針

(2)①②を優先したうえで事態収束後に向けた取り組みを推進

  • ③新中期経営計画で想定していた重点施策
  • ④この事態収束後の人々の価値観の変化を見据えた構造改革

「(1)事態収束までは必要最低限の事業運営に特化」については、主力金融機関からの借入やコミットメントラインの拡大などにより、現預金と合わせて手元流動性の充実をはかるとともに、不要不急のコストや設備投資を抑制し、キャッシュ流出抑制に努めてまいりました。
また、「安全・安心」「お客さま目線」「“きれいな利益”を生み出すこと」をコロナ禍における行動指針として全従業員に徹底し、グループ一丸となって事業運営に取り組んでまいりました。緊急事態宣言下では多くの施設で臨時休業を余儀なくされましたが、営業を継続した鉄道、バスなどの社会インフラにおいては、感染予防策を徹底して運行を継続するとともに、臨時休業中のホテルやレジャー施設などから情報発信を積極的におこなうことで、人々のステイホームを応援してまいりました。緊急事態宣言解除後は、行政の段階的緩和に対する方針に基づき、順次営業を再開いたしましたが、その中では、株式会社プリンスホテルにおける、安全・安心な空間を提供するためのサービススタンダード「プリンス セーフティー コミットメント 」の導入など、全事業における感染予防策徹底による安全・安心の確保や、政府の「Go To キャンペーン事業」への取り組みなどを中心にしたお客さま目線によるスピード感を持ったサービス展開に取り組み、早期の収益回復に努めてまいりました。

  

「(2)①②を優先したうえで事態収束後に向けた取り組みを推進」については、上記のとおり事業継続を最優先としながらも、当社グループの会員サービス「SEIBU PRINCE CLUB」「SEIBU PRINCE CLUB emi」のスマートフォン向け公式アプリサービス を開始するなど、当社グループのロイヤルカスタマー醸成につながる取り組みや、持続可能な社会の実現に向けた取り組み「サステナビリティアクション 」を可能な限り推進するとともに、コロナ禍による人々の価値変容、行動変容に対するビジネスモデルの変革についても社内で議論を進めるなど、事態収束後の成長につながるような取り組みもおこなってまいりました。

上記取り組みの一方で、足もとでの感染再拡大や新たな生活様式の広がりによりお客さまのご利用の回復ペースは鈍く、今年度のみならず来年度以降も厳しい状況が続く可能性があることから、2020年9月24日に、この厳しい環境に向き合い乗り越えていくための当社グループの経営の構えとして、上記「2020年度における事業上の重要事項」についてより踏み込み、「経営改革」を断行していくことを決定するとともに、2021年3月期通期業績見込みを発表いたしました。抜本的な体質改善に向けた聖域なき取り組みとともに、コロナ禍での価値変容を先取りしたビジネスモデルの変革により、回復局面においてⅤ字回復を果たしてまいります。その「経営改革」のうち、財務キャッシュ・フロー関連の取り組みとして検討していた「当社株式の希薄化を伴わないグループとしての資本性資金の調達」につきまして、2020年11月12日に公表のとおり、グループの財務基盤強化を目的とし、当社連結子会社による優先株式発行を決定いたしました。

当第2四半期連結累計期間における経営成績の概況は、新型コロナウイルス感染症流行による利用客の減少や一部施設の臨時休業、新たな生活様式の広がりなどにより、営業収益は、1,548億99百万円と前年同期に比べ1,397億89百万円の減少(前年同期比47.4%減)となり、営業損失は、306億90百万円(前年同期は、営業利益437億96百万円)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純損失は、390億33百万円(前年同期は、親会社株主に帰属する四半期純利益281億18百万円)となりました。

配当について

2021年3月期は多額の当期純損失を計上する見通しであることから、純資産の棄損を最小限にとどめることを企図し、2021年3月期の中間配当および期末配当予想につきましては誠に遺憾ながら無配といたします。
株主の皆さまには深くお詫び申しあげますとともに、当社グループの置かれている状況に鑑み、何卒ご理解賜りたく存じます。
なお、グループ全体の経営基盤の強化や企業価値の向上をはかり、内部留保を充実させることで財務体質を強化し、安定した配当を継続的におこなうという基本方針には変更ございません。経営改革を断行し、早期の復配を目指し収益回復を果たしてまいりますので、引き続きご支援賜りますようお願い申しあげます。

株式会社西武ホールディングス
代表取締役社長

後藤高志