基本的な考え方
西武グループではグループビジョンの実現を目指すため、一人一人が常にグループビジョンを意識し行動できるようグループビジョン浸透に向けた活動を行うほか、働きやすい職場環境づくり・様々なステークホルダーから信頼される会社文化を築くための体制づくりを進めております。今後も企業価値・株主価値の極大化を目指してまいります。
グループビジョン浸透・推進施策

西武グループの経営理念を表したものであると同時に、グループ社員が取り組むすべての活動の出発点、目指すべきゴールを示すものとして2006年3月27日に制定されたグループビジョンを、さまざまな手法を通して浸透・推進する施策を展開しています。
- グループビジョンの浸透状況などを調査し、課題を把握する目的でグループ全役職員を対象に毎年実施する「グループビジョン定点調査アンケート」
- グループビジョンに基づく素晴らしい取り組みを表彰する「チームほほえみ賞・大賞」
- 挑戦しやすい風土づくり、グループ内の横断的な連携を目的に実施し、グループ各社から集まった社員が経営層に施策やアイデアを提案する「ほほえみFactory」
- グループビジョンに基づく部下の良い行動を認め、職場内のコミュニケーションをサポートするツール「Good Jobカード」
- グループビジョンの浸透につながるさまざまな情報をタイムリーに発信する、インナーコミュニケーションの活性化を目的としたwebサイト「web-ism」を運営(ismは「information for Seibu group members」の略)
グループ各社の取組み紹介
働き方改革
勤務制度等の改正・労働環境整備

グループ各社では、ワークライフバランスの充実や各従業員にあった働き方を目指し、勤務時間や場所にとらわれない働き方に加え、長時間労働の抑制などに取り組むことで、働きやすい環境づくりを行っております。
- 就業時間を選ぶことができるスライド勤務時間制度の運用やフレックスタイム制度の導入、自宅等での勤務を行うテレワーク、ICT利活用による多様なワークスタイルの整備
- 時間外勤務管理の徹底やシステム化などによる長時間労働の抑制
- 鉄道・ホテル従業員向け社員寮の新設・建替えなどによる整備
- 西武鉄道宿泊施設の寝室衛生環境の向上
業務効率向上に向けた取り組み
グループ各社では、ICTの利活用に積極的に取り組んでいます。業務効率を向上し従業員の労働環境を整備するほか、お客さまへの安全・安心、快適をさらに高めるため実証実験への協力やロボット等の導入、またAI等を活用したお客さまへのソリューション提供等を行っております。
- 業務効率化のためのRPA導入
- 既存システムのグループ共通化や紙ベース作業の電子化
- 自律移動型AI監視カメラ搭載警備ロボット「Perseusbot(ペルセウスボット)」の実証実験に参加(西武新宿線西武新宿駅構内)※実証実験は終了しております
- 品川プリンスホテルNタワーにてデリバリーロボット「HARRY」を導入
- 西武バス 群馬大学と自動運転技術の社会実装に係る共同研究契約を締結 し、自動運転実証実験を実施
- 自動芝刈り機による芝生空間維持の効率化支援
多様な人材雇用

従業員一人ひとりの個性を尊重し、多様性を活かした組織をつくることで企業競争力を高めていくため、女性従業員の活躍促進を中心とした取り組みに加え、安心して働くことのできる環境整備、その他外国人雇用や障がい者雇用、シニア人材の確保など多様な人材確保に努めてまいります。
また、学生のキャリア選択の機会提供として、グループ各社では高校生向け職場見学会・インターンシップや、大学生・大学院生向けインターンシップを開催しております。
具体的取り組みはダイバーシティの推進をご覧ください。
従業員教育・管理
研修・教育制度

持続的な企業価値向上および生産性向上に向け、社員一丸となり成長を遂げるため、階層別、年次別の研修制度の充実を図るほか、自発的な学習意欲の支援などを行っております。
- 新入社員、入社年次別、管理職別に研修を実施
- 2018年度より「SEIBU ACADEMY」を設立 海外留学制度、海外派遣制度導入に加え、語学研修や通信講座などを設定
- 業務上必要な資格取得に向けた支援・取得者への手当や奨励金の支給
- グループ各社へのJ-SOX、経済法制に関する講習や事業内容に応じた安全教育・技能講習会の実施
- 動画やオンラインを活用した研修機会の提供
- ハワイの各ホテルでは「Prince Make a Difference Program」としてボランティアや地域活動に従事する社員に、通常の有給休暇に加えて年間1日の有給休暇を付与
安全・健康
西武グループでは、積極的かつ継続的な安全衛生活動を推進することで、持続的かつ力強い成長を目指しています。
特に良好な職場環境の維持や、従業員の安全確保、健康維持・増進支援などを積極的に行い、働く社員一人ひとりが活き活きと活躍できる環境づくりに継続的に取組みます。また、外注先など当社事業にかかわる重要なステークホルダーについても同じ安全確保ができるよう協調しています。
また、産業医、保健師、安全衛生管理者のほか、安全衛生推進者などで構成する安全衛生委員会を月1回開催し、職場巡視、職場環境測定、長時間労働に関する状況確認などを実施しています。
年間の安全衛生計画を立案し、積極的かつ計画的に取り組みを実施することで、継続的な安全衛生体制を構築しています。
- 積極的な健康診断の受診
社内出張健康診断を実施し、ほぼ全ての従業員が健康診断を受診 - 特定保健指導
特定健診の結果から、生活習慣病の発症リスクが高いが、習慣の見直しによって改善・予防効果が期待できる従業員に対して、専門スタッフ(保健師、管理栄養士など)が特定保健指導を実施 - メンタルヘルス対策
「ストレスチェック」結果を分析し、各職場にフィードバックするとともに、研修など具体的なケアを実施することで快適な職場づくりを推進 - 社内の産業保健スタッフによる積極的な個人・職場へのフォローを継続的に実施
- 本人がアクセスできる外部の相談窓口を設置し、メンタルヘルス不調の防止、早期介入を可能とする環境を整備
- 禁煙推進
禁煙ポスターの掲出
禁煙に関するDVDを用いた職場教育の実施
禁煙治療に係る費用の一部補助 - メタボ解消・予防
食生活の見直しや運動習慣を身につけるためのイベントなど各種健康増進施策を実施
西武ホールディングスでは「健康な食事・食環境」を提供する一環として、ダイヤゲート池袋にて「スマートミール」の認証を取得
- インフルエンザワクチン接種を毎年実施
- 社員、社員の家族、関連会社社員を対象とした西武グループ新型コロナワクチン職域接種を実施
- 安全教育の実施
- 5S活動、定期的な職場巡回、ヒヤリ・ハット活動やリスクアセスメントなどの安全管理活動を職場ごとに実施
※安全・健康に関するデータはESGデータブックをご参照ください。
西武グループ各社では、経済産業省および日本健康会議が共同で認定を行う「健康経営優良法人2022(大規模法人部門)」および「健康経営優良法人2022(中小規模部門)」の認定を取得
コンプライアンス
体制の整備

西武グループは、西武ホールディングスを中心とするグループ全体のコンプライアンス体制の確立を目指しています。そのために「グループビジョン」に基づいて作られた「西武グループ企業倫理規範」を中心に、「ルール」「組織」「浸透・定着活動」の3本柱の整備を行い、グループ各社との連携を図っています。また、昨今重要性が増しているステークホルダーの人権に関する姿勢を明確にするため、「西武グループ人権方針」を策定しています。
具体的な内容や方針詳細はコーポレート・ガバナンスページの「コンプライアンス」をご覧下さい。
- 外部講師を招いてコンプライアンス研修を実施
- グループ各社 内部統制確立のため、現業部門への業務総点検を実施し、業務・教育の実施状況および会社資産、設備、情報等の管理について定期的に点検
- グループビジョン、西武グループ企業倫理規範、グループ各社のコンプライアンスマニュアル、経済法制遵守のためのハンドブック、グループの業務秘密管理方法を定めたマニュア等の部内唱和
- 各職場でコンプライアンスリーダーを選任し、意見交換等を実施
- 西武グループ 社内の問題の早期発見および早期解決を目的とし、グループの全役員・全従業員が利用できる「企業倫理ホットライン」と「セクハラ・人間関係ホットライン」の2つの内部通報制度を設置
情報セキュリティ(個人情報等の保護)

適正な情報保護の観点から、セキュリティ強化に向けた教育、情報収集および体制整備などの取り組みを進めております。
- 標的型攻撃メール訓練やメディアトレーニング等情報セキュリティ意識向上のためのトレーニング
- 日本CSIRT協議会に参加し社内外のセキュリティに関する情報取得と共有
- GDPR等海外法令対応のための情報収集、情報漏えい時の迅速な対応体制整備