2025

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鉄道のお仕事体験

11月9日(日)西武鉄道 小手指保線機械所 保線基地にて11月講座を実施し、30組60名の塾生・保護者にご参加いただきました。今回の講座は「鉄道のお仕事体験」です。電車の安全を支える「保線のお仕事」について学んだ塾生たちの様子をレポートします!

  • 2025年11月9日
    • 団体名:西武鉄道株式会社
    • 会場:小手指保線機械所 保線基地

線路を守る“縁の下の力持ち”

朝9時30分、西武池袋線・小手指駅に集合し、徒歩で小手指保線機械所の会議室へ移動しました。元気よく挨拶をして、全員で塾訓唱和のあと、講師の皆さまから線路保守のお話を伺いました。「毎日たくさんの電車が走る線路は、少しずつ“疲れて”しまう」「そのままにしておくと、気持ちよく安全に走れなくなる」そんな線路を整備し、安全を守るのが「保線」という仕事です。講義では、夜中の1時から4時という時間帯に稼働する保線機械の「総合検測車(ドクターマルチ)」「レール探傷車」「マルチプルタイタンパー」「レール削正車」など、鉄道を支える数々の車両について学びました。「夜中にお仕事してるんだ!」と驚きの声も上がりました。

総合検測車「ドクターマルチ」に乗ってみよう

いよいよ、お待ちかねの体験タイムです。塾生は3グループに分かれて保線基地へ移動し、普段は見ることのできない特別な車両を間近に見学しました。なかでも人気だったのは、西武鉄道の総合検測車「ドクターマルチ」です。線路だけでなく、電気設備など鉄道の“健康診断”を行う重要な車両です。車内には、モニターや計測機器がずらりと並んでいました。塾生たちは運転席の隣に交代で座りながら、「ブレーキはどうやってかけるの?」「このスイッチは何?」と興味津々!約10分間の試乗に、目を輝かせていました。

モーターカー転車体験&レール探傷車見学

次は「モーターカー転車体験」です。線路の補修材料を運ぶためのクレーン付きモーターカーの向きを、塾生10名とボランティアサポーターが力を合わせて押しながら回転させました。「せーの!」の掛け声とともに、みんなで汗を流しました。続いては、「レール探傷車」の見学です。レール内部の傷を検査するこの車両では、運転席に座って記念撮影を行いました。警笛を鳴らす体験もあり、普段はなかなか触れられない保線機械を体感できる、貴重な時間となりました。

レールスター乗車体験

「レールスター」は、地震や台風などの際に線路点検で活躍する車両です。運転士とともに、塾生と保護者が1組ずつ乗車しました。線路の上から眺める景色は、いつもの電車から見る風景とはまるで違います。「線路の上って、こんなふうに見えるんだ!」そんな驚きと感動に包まれたひとときでした。

認定証授与とおみやげ

全ての体験を終えたあと、塾生一人ひとりに「保線機械乗車体験 認定証」が授与されました。さらにおみやげとして、としまえんで活躍していた“模型列車のレール”と保線機械車両のカードをプレゼントしました。「鉄道が大好き」「将来は電車にかかわる仕事をしたい!」という塾生も多く、今回の講座を通して、鉄道を支えるお仕事の大切さを肌で感じ取ってくれたようです。安全で快適な運行の裏には、夜中に働く人たちと保線機械の努力があります。これから電車に乗るたびに、塾生たちの目に映る風景は少し違って見えるかもしれませんね。
次回は、実際のバスに触れながら、普段は見ることのできないお仕事の裏側について学ぶ「バスのお仕事体験」です。

塾生の声

とてもたのしかった。もっと、でんしゃのことをしりたくなりました。またいきたいです。

ゆうなさん(小学1年生)

とてもたのしかった。ふだんできない体けん、ふだんのれないれっしゃにのれてよかった。

そうせいさん(小学2年生)

あぶないときにとまれるそうちとかがあるのがはかった。

れんとさん(小学3年生)

でん車のお仕事たいけん、すごく楽しかったし、また来たいと思いました。

えみりさん(小学4年生)

今日は、いろいろな物にのり、一つ一つののりものがちがうはたらきをするということがすごいと思いました。

はなさん(小学5年生)

レールスターが速かったです。私たちがねている時にレールを見てくれているのにかんしゃします。こんなしごとがあるなんてしらなかったです。

まほさん(小学6年生)

  • 原文ママ

保護者の声

今まで何度も網の外から見ていた小手指車両基地の一角に、その中に入れたことがそれだけで息子は嬉しかったようです。保線車両を間近で見れる貴重な体験をさせてもらえて親もとても満足しています。

なおたけさん 小学1年生のご家族

トロッコ(レールスターのこと)に乗れたしワイパーを動かしたのが楽しくて、今までの西武塾の中で1番楽しかったそうです。

さきさん 小学2年生のご家族

線路の大切さがよくわかった。思う存分ボタンや見学を体験させていただいたのでもともとプラレールを少し遊んだくらいで電車に興味がなかった子でもすごく楽しそうでした!

かいとさん 小学3年生のご家族

普段体験出来ない保線基地の体験をとても深く体験する事が出来たと思います。普段見えている部分以外にもたくさんの人が様々なお仕事をされている事で安心して電車に乗れているという事を子供達も体感出来たと感じました。

しほさん 小学4年生のご家族

安全に電車が運行するために、目に見えないところでこのような仕事があるということがよくわかり、大人も勉強になった。

けいとさん 小学5年生のご家族

普段子供達の目には触れないけれども安全にために重要な保線の仕事をご紹介いただきありがとうございました。縁の下の力持ちあっての便利と安全だと言うことを家でも話させていただきました。

まさつぐさん 小学6年生のご家族

  • 原文ママ

講師より

塾生の皆さん、鉄道のお仕事体験はいかがでしたか?塾生たちの笑顔が見られて私たちも元気をいただき、一緒に楽しむことができました。今回は、鉄道のお仕事の中でも、線路を検査したり直したりするお仕事を体験してもらいました。私たちのお仕事は、電車が走っていない、皆さんが寝ている深夜に作業をしています。そのため、私たちが仕事をしている姿を見たことが無いという人がほとんどだったのではないでしょうか。実際に大型の保線機械に乗ったり触ったりしていただきましたが、これは普通なかなか経験できない貴重な体験だったのではないかと思います。私たちの仕事である線路を直すということは、お客さまに乗り心地がいいなと思ってもらうことも大切ですが、一番大切なことは、お客さまを目的地まで安全にお届けすることです。これからもお客さまが安心して電車に乗っていただけるように支えて行きたいと思っています。今回の体験をきっかけに保線というお仕事に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。そして、塾生の皆さんが大人になった時に西武鉄道で働きたいと思ってもらえたら、もっと嬉しいです。

西武鉄道株式会社 工務部 小手指保線機械所
副所長 嶌崎 裕介

サポーター紹介

協力ボランティアサポーター紹介

今回一緒に活動した西武グループボランティアサポーターの皆さん
西武鉄道、西武・プリンスホテルズワールドワイド、西武バス、西武不動産プロパティマネジメント、伊豆箱根鉄道 合計13名

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(03)6709-3161(平日:10:00~15:00)

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