9月14日(日)埼玉県横瀬町の寺坂棚田にて9月講座を実施し、30組60名の塾生・保護者と卒業生9名に参加いただきました。5月に自分たちで植えた苗を刈り取り、稲を干す「はぜかけ」までを体験しました。
今年は例年以上の豊作が見込まれているとのこと。黄金色の稲穂が広がり、赤とんぼが飛び交う風景に秋の訪れを感じながら、米づくりの大変さと喜びを学んだ塾生たちの様子をレポートします!
- 2025年9月14日
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- 団体名:横瀬町役場振興課・横瀬町寺坂棚田保存会
- 会場:埼玉県秩父郡横瀬町寺坂棚田
9月14日(日)埼玉県横瀬町の寺坂棚田にて9月講座を実施し、30組60名の塾生・保護者と卒業生9名に参加いただきました。5月に自分たちで植えた苗を刈り取り、稲を干す「はぜかけ」までを体験しました。
今年は例年以上の豊作が見込まれているとのこと。黄金色の稲穂が広がり、赤とんぼが飛び交う風景に秋の訪れを感じながら、米づくりの大変さと喜びを学んだ塾生たちの様子をレポートします!
5月の田植え体験を思い出しながら、この日も元気いっぱいに“塾訓”を唱和しました。
西武塾の卒業生も顔を見せてくれ、成長した姿に再会した保護者やスタッフの間に笑顔が広がりました。曇り空で蒸し暑さが残る一日でしたが、水分補給をしながら元気にスタート。朝礼を終えた後、サポーターと一緒に棚田へ向かいました。
歩くこと約10分。目の前には曼珠沙華が咲き誇る美しい棚田の風景が広がっていました。
ここ寺坂棚田は、令和4年に農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に選ばれた由緒ある場所です。
保存会の方から「今年は例年よりも豊作で、1本の稲に140~150粒もの籾(もみ)が実っています」と説明があり、塾生たちは驚きの表情を浮かべていました。まずは機械での稲刈りを見学。稲穂の重さや雨で倒れてしまった稲もあり、機械だけでは刈りきれない部分があることを知りました。
いよいよ田んぼに入り、カマを手に稲刈り開始!
カマを持つのが初めての塾生も多く、最初はぎこちない手つきでしたが、次第に慣れて手際よく稲を束ねられるようになりました。稲の香りを感じながら、飛び交う赤とんぼやバッタの姿に秋の自然を全身で感じつつ作業を進めました。
作業の合間に冷たいお茶でひと息ついた後は、ハゼかけ体験に挑戦!
ハゼかけとは、刈り取った稲を天日で乾燥させることで、お米を美味しく安全に仕上げる伝統的な手法です。保存会やサポーターの方が組み立ててくれた木の棒に、塾生たちが背伸びしながら稲を丁寧にかけていきました。自分の背丈ほどあるハゼに稲をかけるのは一苦労でしたが、みんなで協力してきれいに並べることができました。
汗を流した後の昼食は、地元婦人会の皆さまが用意してくださった特製メニュー!
寺坂棚田で採れたもち米と黒米を使った赤飯は、もちもちとした食感に甘みが感じられる絶品。具だくさんの豚汁は疲れた体に染みわたる美味しさでした。「おかわり!」の声があちこちから聞こえ、笑顔があふれるひとときとなりました。
昼食後は、「お米ができるまで」をテーマにしたクイズで楽しく学習!
「お茶碗一杯にお米は何粒入っている?」「苗を植えてから収穫まで何日かかる?」など、実体験を振り返りながら知識を深めました。
保存会の方から「今日刈ったお米ができあがりましたらお送りします」とのお言葉をいただき、子どもたちや保護者の皆さんは大喜びでした。お米が届いた際には、農家の方々のご苦労や自然の恵みを思い出しながら、大切に味わうことでしょう。
今回の稲刈り体験で、子どもたちは作物を育てる大変さや喜び、自然との関わり方を学びました。また、地元の方々との交流を通じて、地域の伝統や文化の魅力に触れることができた貴重な一日となりました。
いねかりのきかいがたばになって出てくるのがすごいとおもった。かまでかるのはとても力がひつようだった。むかしの人はたいへんだな、とおもいました。いねをさかさのほすりゆうがよくわかりました。
いちのすけさん(小学1年生)
いねをかるのはこわかったけどたのしかった。
ゆうまさん(小学2年生)
とてもたのしかった。ごはんおいしかった。いろんな生ものとふれあえてとてもたのしかったです
ゆづきさん(小学3年生)
米のかりとり方と米のほし方を学んだ。とても楽しかったのでまたやりたい。
かいとさん(小学4年生)
米のことを学んだ。いねかりでカマを使ってさいしょもおわりもきがぬけなかったけどおわって見たらたのしかった。
あきさん(小学5年生)
米をかりとったあと干して日光をあびてからをむいてたいて食べる、などの長く大変なことがわかりました。
ゆうまさん(小学6年生)
田植えから収穫の体験ありがとうございました。クワは鋭利に見えましたが、「歯が固くくて刈りづらかった」と言っており、まさに体験したからわかるステキな気づきだなと思いました。
きほさん 小学1年生のご家族
普段は虫を嫌がる娘ですが、稲刈りの時はスイッチが入ったのか全く嫌がらず取り組んでいて感動しました。
あいりさん 小学2年生のご家族
保護者と子どもたちが協力してはぜ掛けをしていて、微笑ましかったです。寺坂棚田保存会の皆さんとサポーターの方とで、はぜを組んでいるところが見られて、興味深かったです。途中で冷たいお茶をいただけて、生き返りました。寺坂棚田保存会の婦人会の皆さんが朝早くから用意してくださった豚汁とお赤飯も、とても美味しくて、ありがたかったです。棚田の近くで青空のもと、昼食をいただいて、とても良い時間でした。休憩中にサポーターの方や婦人会の方とお話できて、横瀬エリアのおすすめスポットやお仕事のお話を伺えて、楽しかったです。塾生同士でお友だちもできて、それぞれ楽しそうに過ごしていて、毎月いろいろな活動を通して、打ち解けて行く様子が見られて嬉しいです。
ゆづきさん 小学3年生のご家族
普段の生活で体験できない、お米の収穫を体験できて、本人も楽しそうでした。貴重な経験をありがとうございました。赤飯、豚汁をお腹いっぱい食べておいしかったです。この味は一生忘れないと思います。
ゆうがさん 小学4年生のご家族
初めての体験で、何もかもが新鮮でした。触感や匂い、虫など、実際にその場でないと感じられないものが多くあり、有意義な体験となりました。
みゆさん 小学5年生のご家族
親子揃って、初めての稲刈りとハゼかけを経験させてもらいました。貴重な経験をありがとうございました。お赤飯と豚汁もとても美味しかったです。お米が出来るまでについても学んで、これから毎日食べるお米がより一層美味しく感じられます。
まほさん 小学6年生のご家族
塾生・保護者の皆さん、秋の棚田農業体験にご参加いただきありがとうございます。
皆さんが春に植えた苗も大きく育ち、稲穂もたわわに黄金色に実りお米の収穫時期となりました。
今回の稲刈りでは、カマを使って稲を刈り、ヒモで束ねる、稲を竹竿につるす(稲を掛ける)作業をしました。
初めてのことなので心配でしたが保護者、サポーターの皆さんの連携によりスムーズな作業をできました。
機械刈りはいかがでしたか?刈る・束ねるが早かったですね。
寺坂棚田では田んぼが小さいので稲刈り機(バインダー)を使い稲刈りをしています。
昼食は黒米入り赤飯と豚汁で、仕事を終えての食事の味はいかがでしたか?
皆さんがお代わりに来てくれたと婦人部のみんなも喜んでいました。
今回の講座は秋とはいえ暑い日が続いており、皆さんの体調等も心配でしたが、当日は曇り空で稲刈り日和でした。
また、初めての稲刈りということも心配していましたが、皆さん上手に刈ることができていました。
保護者、サポーターの皆さんもお手伝いお疲れさまでした。
今日刈り取った米は「ミルキークイーン」です。
これから脱穀、籾摺り、精米して皆さんにお届けしたいと思いますのでぜひ味わってください。
塾生の皆さん、棚田での田植え・稲刈りご苦労様でした。
皆さんの笑顔、元気な行動で楽しい一日を過ごさせていただきありがとうございました。
寺坂棚田保存会指導員一同
今回一緒に活動した西武グループボランティアサポーターの皆さん
西武ホールディングス、西武鉄道、西武・プリンスホテルズワールドワイド、西武バス、伊豆箱根鉄道、西武総合企画、西武建設 合計22名
西武塾事務局
(03)6709-3161(平日:10:00~15:00)