2024

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農業体験②稲刈りに挑戦

9月8日(日)埼玉県横瀬町において9月講座を実施し、36組72名の塾生・保護者とそのご家族26名、合計98名にご参加いただきました。今回の講座は「農業体験②稲刈りに挑戦」です。5月に塾生たちが植えた苗を刈り取り、はぜかけを体験した塾生たちの様子をレポートします!

  • 2024年9月8日
    • 団体名:横瀬町役場振興課・横瀬町寺坂棚田保存会
    • 会場名:埼玉県秩父郡横瀬町寺坂棚田

2回目の横瀬町!

5月に田植えをしてからあっという間に月日が経ち、稲刈りの日を迎えました。残暑厳しい日差しの中、横瀬駅に到着した塾生保護者はボランティアサポーターの誘導の元、町民会館へ移動しました。今回の講座はご兄弟姉妹やご両親揃って参加のご家族もあり、人数が多く、いつもより賑やかな朝礼でした。

棚田へ出発!

朝礼で班ごとに自己紹介をしてから棚田へ出発です。稲の生長はボランティアサポーターが撮ってくれていた記録写真で見てはいますが、実際の風景はどうでしょう?想像を膨らませ、ボランティアサポーターと楽しくおしゃべりしながら歩いていきます。塾生たちの背中も5月より大きくなっている気がしました。先に棚田でテントの設営や稲刈りの準備をしてくれていたボランティアサポーターが手を振って出迎えてくれて、大きく手を振り返しながら元気いっぱいで到着しました。

稲刈り開始!

想像以上に大きく生長した稲は黄金色に揺れていました。今日まで毎日植えた苗と田んぼを管理してくれていた保存会の皆さまに大きな声で挨拶をして、稲刈りのやり方を教わりました。カマを持つのも見るのも初めての塾生が多く、真剣にカマの扱い方を聞いていました。事前に保存会とボランティアサポーターが刈る場所を整備してくれていて田んぼに入りやすくなっていたのですぐに刈り始めることができました。稲を掴んで刈り始めるとトンボやバッタなどの虫たちが一斉に舞い上がって幻想的な風景でした。

稲を束ねたら休憩!

一面の田んぼの稲を刈り取るのは暑い中なこともあり大変な重労働でした。塾生たちが刈った稲を後ろで保護者の皆さまやボランティアサポーターが束にまとめて縛ってくれます。全て刈り終えたら一度田んぼから出て水分補給をします。その間に上の田んぼで機械狩りのデモンストレーションがありました。機械刈りは手作業でかかった時間の何分の一の時間だったでしょうか、一瞬で刈り取られ、刈った稲も自動で縛られていました。

はぜかけ!

はぜの準備が整ったら全員でまた田んぼに入って束ねた稲をはぜにかけていきます。田植えから稲の育成にかかる大変な作業を学んでいる塾生たちは田んぼに落ちている稲一本も残さないぞとばかりに、と田んぼの端に落ちている稲も全て拾ってはぜにかけていました。

楽しみなお昼ご飯!

作業を終えて、待ちに待ったお昼ご飯です。「5月に食べて美味しかったから今回も食べられるのが楽しみ!」と朝礼の自己紹介で発表した塾生もいましたが、たくさんの塾生が楽しみにしてくれていたようです。婦人会の皆さまが作ってくれる豚汁ともち米と黒米で炊いた赤飯は本当に美味しくて、作業と強い日差しで疲れの見えていた塾生保護者達にも笑顔が戻ってきました。

お米ができるまで!

お昼ご飯を食べながら保存会の方が「お米ができるまで」のお話をしてくれました。今日刈った稲が白米になるまで、植える苗にするまでの手間など、身近なお米がどれだけ手間暇かけて作られているのか、田植えと稲刈りを体験したことと合わせて大変さを実感することができました。

保存会の皆さまにお礼!

雨の予報は少しずれたものの、武甲山にかかる雲が迫ってきていたので最後は少し急いで終礼をおこない、保存会と婦人会の皆さまにお礼をして講座を終了しました。保存会の皆さまがこのあと今日刈った稲がお米になったら送ってくれると言うのを聞いて塾生保護者の皆さまはとても喜んでいました。お米が届いたら日々大変な作業をしてくれている農家の方たちへの感謝の気持ちを思い出して、大切にいただきます。

塾生の声

いねのかりかたをまなびました

ふうかさん(小学1年生)

いねかりができてうれしかったです。

りおさん(小学2年生)

じっさいにやってみて、大へんでした!!お米をとったりむすんだりほしたり。いろいろしました。またいろんな事を学びました。とても楽しくてよく学びました。

ゆかりさん(小学3年生)

いねかりでいねを切んのとお米ができるまでがとてもおもしろかったです。あとせきはんととんじるもとてもおいしかったです。

けんとさん(小学4年生)

米のたい切さ。いねかりができてたのしかった。

まさひろさん(小学5年生)

昼食がすごくおいしかった。お米を育てる苦労が分かった。お米がとどくのがたのしみです。

ふみかさん(小学6年生)

保護者の声

稲の成長の様子を配信してくださったおかげで、稲刈りに行く前から楽しみにいい時間を過ごせより講座を楽しめたと思います。講座は毎回それぞれ別のテーマでいつも濃いと感じる内容ですが、田植えと稲刈りのように繋がりがある講座は変化に気付いたり知識や思い出が重なったり繋がったりするので印象的になると感じます。

みゆさん小学1年生のご家族

お米や食べ物の大切さ再確認できました。稲を干すときに、下に落ちてしまっている稲を見て『お米落ちちゃってるよ、拾わなきゃ!頑張って育てたやつだから!』と言っていました。お米を作る大変さを実感していたようです。

りおさん小学2年生のご家族

いつも食べているお米やお米づくりのことを知れて、体験できて、とても楽しかったです。私たちを受け入れる準備や草取りなどの大変なことをやっていただきながらですが、棚田や昔ながらのお米づくりのことを知れて、勉強になりました。貴重な体験をありがとうございました。お米が届くのを楽しみにしております。

しおんさん小学3年生のご家族

普段口にする白米を自分で収穫する貴重な体験ができました。生き物に触れるいい機会にもなりました。稲に関する質問も農家の方にできたので、子供にとって勉強になったと思います。

くるとさん小学4年生のご家族

稲を刈り、束ねて、はぜかけを全て手作業でやる大変さがよく分かりました。私自身も初めての経験だったので、貴重な体験をさせていただきました。汗をかいて頑張って作業した後のお赤飯と豚汁の味は、また格別で、とても美味しくいただきました。スタッフの皆様が優しく見守ってくださったおかげで、安全に楽しく参加することができました。ありがとうございました。

しょうたさん小学5年生のご家族

暑さでへたりそうな日でしたが、、保存会の方々は平然と作業をされていました。こんな大変な工程を経てお米が作られている事を子供が身をもって知り、感謝しながら昼食を頂いていました。刈り取りした稲がお米になるのも楽しみにしています。

ふみかさん小学6年生のご家族

講師より

秋の農業体験(稲刈りに挑戦)、塾生・保護者の皆さんを迎えての稲刈り作業体験も無事終了できありがとうございました。
皆さまが春の田植えで植えた苗が大きく育ち、稲穂もたわわに黄金色に実りお米の収穫時期を迎えました。今回は鎌を使った稲刈り、束ねる、竹竿に吊るす作業をしてもらいました。初めての作業なので心配でしたが塾生の皆さんと保護者・サポーターによる連携でスムーズに作業が進みました。
機械狩りはいかがでしたか?刈る・束ねるが早かったですね。大きな田んぼではコンバインという機械を使用しますが、寺坂棚田では田んぼが小さいためバインダーという機械を使用して刈っています。
昼食は、黒米入り赤飯と豚汁でした。味はいかがでしたか?ちなみに黒米はもち米の仲間です。
お米の講話では一年間の田んぼの作業の話をしましたが理解できたでしょうか?今回収穫した稲は、乾燥・脱穀・籾摺・精米を経て白米になります。
本日収穫したお米の種類は「ミルキークイーン」です。後日お送りいたしますので味わってください。
今回の講座は秋とはいえ暑い日でしたので熱中症を心配しましたが、皆さんの元気、意気込み及び行動で体調を崩した方も見受けられず安心いたしました。塾生の皆さん、農業体験ご苦労様でした。作業が上手に、スムーズにでき指導員一同感謝しております。皆さんの笑顔・元気に感動し寺坂棚田保存会指導員一同来年も頑張って耕作に励んでいきます。

寺坂棚田保存会 会長 町田雄一

サポーター紹介

協力ボランティアサポーター紹介

今回一緒に活動した西武グループボランティアサポーターの皆さん
西武ホールディングス、西武鉄道、西武・プリンスホテルズワールドワイド、西武バス、西武リアルティソリューションズ、西武プロセスイノベーション、西武総合企画、西武建設、西武グループOB、高校生(西武塾第1期卒業生) 合計23名

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