2023

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農業体験②稲刈りに挑戦

9月10(日)埼玉県横瀬町の寺坂棚田において9月講座を実施し、29組58名の塾生・保護者とそのご家族16名、合計74名にご参加いただきました。今回の講座は「農業体験②稲刈りに挑戦」です。5月に塾生自身が植えた苗を刈り取り、はぜかけを体験してお米作りの大変さや楽しさを学んだ塾生たちの様子をレポートします!

  • 2023年9月10日
    • 会社名:横瀬町役場振興課・横瀬町寺坂棚田保存会
    • 会場:埼玉県秩父郡横瀬町寺坂棚田

楽しみな稲刈り!

5月に田植えで訪れた日は朝から曇天でしたが、稲刈りのこの日は朝から陽ざしが強く、秋はまだ先のように感じる日差しでした。今回はご兄弟の参加がOKでしたので、初めての参加で緊張した顔つきのお兄ちゃんや、はしゃぐ妹ちゃんのお世話をするお姉さん顔の塾生たちが横瀬駅に到着してきました。朝礼の後、3班に分かれて棚田へ出発します。歩きながら稲の様子を聞いたり、夏休みに何していたかをボランティアサポーターにお話ししている塾生もいました。棚田に到着すると、先にテントを立てたり稲刈りしやすいように準備していてくれたボランティアサポーターが手を振って迎えてくれました。棚田では太陽の陽ざしから存分に栄養を吸い取った稲が風に揺れていました。

みんなで稲刈り開始!

保存会の方から稲の刈り方を教わり、塾生たちは鎌を持って田んぼに入っていきます。田んぼに入ると虫たちが一斉に飛び出してきてちょっとびっくりです。バッタもたくさんいました。稲を刈ると「ザクザク」といった感覚で自然の恵みを受けているように思えます。刈った稲はすぐに保護者の方や、ボランティアサポーターが束にまとめて藁で結んでくれました。この束をあとではぜにかける作業までみんなでがんばります。

はぜに掛けていきます!

田植えより簡単かなと軽く考えていましたが、刈っても刈ってもまだまだ稲穂が目の前に垂れていて大変な作業でした。やっと全部刈り終えて一度田んぼから出て水分補給をします。麦茶を飲みながら、田植えの時と同じように上の田んぼでの機械刈りデモンストレーションを見学しましたが、機械だと腰も痛くないし、一瞬で刈り終えていました。そのあと体力がまだ残っている塾生と保護者、ボランティアサポーターで束ねた稲をはぜに掛けていきます。これをすることにより茎に残った栄養分がお米の中に閉じ込められて、甘い、美味しいお米ができるそうです。

お米のお話!

田植えの時に時間が無くて聞けなかった「お米ができるまで」のお話を聞きました。今日刈った稲が白米になるまでや、植える苗にするまでの手間など興味深く聞いていました。苗を植える前の田んぼの準備や、植えた後の管理も担ってくださった保存会の方に感謝して、楽しみにしていたお昼の時間です。

楽しみしていた豚汁とお赤飯!

どこにそんな元気が残っていたのか?!自分の班が呼ばれると、塾生たちは走って豚汁とお赤飯の列に並びました。器に山盛りに豚汁をよそってもらい、ネギを乗せて、お赤飯をもらいます。塾生同士、親子で、ボランティアサポーターと一緒に、それぞれみんな楽しくおいしく食べていました。婦人会のみなさんが朝早くからたくさん準備してくれていたので、豚汁はおかわりもできました。ほとんどの塾生がもう一度列に並んで豚汁をもらっていました。

お米に感謝!

最後に、田んぼを管理してくれた保存会とおいしい食事を用意してくれた婦人会のみなさんに大きな声でお礼を言いました。初めての手植えと稲刈りを体験した感想は「大変」でしたが、そんな大変な体験をしたからこそ「感謝」の気持ちを強く実感できたのではないでしょうか。これからもお米はもちろん、ほかの食べ物も感謝して大事にいただきたいと思います。次回は葛西海浜公園で「干潟のいきものとふれあい自然環境を学ぶ」です。

塾生の声

いねかりむずかしいけどたのしかった。バッタや、コオロギ、かえるも、いてかわいいなーとおもった。いねかりかるのさいしょはむずかしかったけど、とちゅうから、パーンときるのがきもちよかった。きかいが、すごいなーと、おもった。おひるも、おいしかった。まとめたの、もちあげるのがおもかった。

まりさん(小学1年生)

お米がたくさんみのっていたのでよかったです。

あんりさん(小学2年生)

ほいくえんのころにやったことあったけど、ひさしぶりにやって楽しかったです。

まほさん(小学3年生)

いねかりはどんだけたいへんかがわかった。

あゆむさん(小学4年生)

たなだに色々な生き物がいて、かわいく、楽しかったです。中でも、東京の方だと、あまり虫がいないので、さわったりができないけど、今回は、バッタやカナヘビなどにもさわれて、よかったけど…とにかくあつかったです…

しょうたさん(小学5年生)

稲刈りをしたらすぐお米がとれて、食べれると思ったけど、はぜかけをしないと、食べれないということが分かりました。もみもその後、肥料になると思ったけど、来年の種になるということが分かりました。3カ月~4カ月で収穫できてのびるのが早いなと思いました。お米の品種によって収穫時期が違うのか調べてみたいです。

ひまりさん(小学6年生)

保護者の声

自分が普段口にするお米がどのように育ったのか、そして、実際に稲刈りをしてどのような工程を経て白米になるのか体験と講和を通し学ぶことが出来ました。そして、横瀬の棚田の豊かな自然環境のおかげで、普段中々出来ない生き物とのふれあい(バッタ、イナゴ、カエルやカナヘビ等)も子供にとってはとても楽しかったようです。また、棚田保存会の方が調理してくださった豚汁が絶品で娘が大変気に入っており、田植えの回も今回も娘が山盛りお替りしておりました。お赤飯も驚くほど甘く、とても美味しい昼食まで堪能させて頂きありがとうございました。

ゆめさん 小学1年生のご家族

普段体験できない稲刈りができて、親子共に良かったです。開催にあたり、色々ご準備いただき感謝いたしております。お昼ご飯、とても美味しかったです。

ひろひとさん 小学2年生のご家族

自分で植えた苗が大きくなり、稲穂のなかにしっかりお米が出来ている様子を見ることができ、とても嬉しそうでした。普段大好きな白米がどう出来ているのか、図鑑やテレビでなくリアルで観察できたことは貴重な経験だったと思います。

わたるさん 小学3年生のご家族

実際に稲刈り体験が出来て貴重な経験になりました。毎日食べているご飯がこのような作業を経て口に入ることが理解でき、お米を無駄にしてはいけないと思ったようです。稲刈り後の田んぼでの虫採りも楽しかったようです。今回もありがとうございました

さくらさん 小学4年生のご家族

暑い中、事前の準備から終了後の片付けまでありがとうございました。今回、塾員ではない弟も参加させていただき、大変楽しかったようです。また、機会がありましたら、家族で参加できるイベントもよろしくお願いします。

たまのさん 小学5年生のご家族

田植えをしたときには、細い稲だったのに、黄金色の穂をたくさんつけた棚田の風景にびっくりしました。植えただけで、保存会の皆様のお世話に頭がさがります。子どもたちも鎌を持ち、もくもくと稲刈りして、ハゼ掛けもしたことで、お米を作る大変さを知れました。大人になり、棚田を残す活動を手伝いたい人がでてくると良いな~と思いました。

ゆうきさん 小学6年生のご家族

講師より

春に植えた苗が大きく成長し稲穂がたわわに黄金色に染まりました。さあ待ちに待った稲刈りです。慣れない鎌を使い稲を刈り、束ねる、竹竿につるす作業をしてもらいました。慣れない作業で心配でしたが塾生の皆さんと保護者・スタッフの連携によりスムーズにでき安心しました。今回は9月とはいえ暑い日でありましたが皆さんのそれに負けない元気、意欲を感じました。機械刈りの体験はいかがでしたか?刈る・束ねるが早かったですね。昼食(赤飯、豚汁)いかがでしたか?棚田の女性陣が丹精込めて作りました。お米作りは田んぼの耕運から収穫まで約1年かかります。稲刈りした米は、脱穀、もみすり、精米を経てご飯として食べます。本日収穫したお米の種類はミルキークイーンです。後日精米し、お送りいたしますので味わってください。塾生の皆さん、農業体験ご苦労様でした。作業が上手に、スムーズにでき指導員一同感謝しております。皆さんのバイタリティーを感じ私たち寺坂棚田保存会指導員は来年も棚田でお米作りを頑張ろうと思っています。

寺坂棚田保存会の皆さま

サポーター紹介

協力ボランティアサポーター紹介

今回一緒に活動した西武グループボランティアサポーターの皆さん
西武鉄道、西武リアルティソリューションズ、西武・プリンスホテルズワールドワイド、西武総合企画、伊豆箱根鉄道、西武建設、西武グループOB 合計20名

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