8月4日(金)~5日(土) 横浜・八景島シーパラダイスにおいて8月講座を実施し、30組60名の塾生・保護者にご参加いただきました。今回の講座は「水族館でのお泊り体験 海の生きものたちの夜の生態観察」です。大水槽の前でお泊りして、昼と夜の生きものたちの様子を観察した塾生たちの様子をレポートします!
- 2023年8月4日・5日
-
- 団体名:株式会社横浜八景島
- 会場:横浜・八景島シーパラダイス
8月4日(金)~5日(土) 横浜・八景島シーパラダイスにおいて8月講座を実施し、30組60名の塾生・保護者にご参加いただきました。今回の講座は「水族館でのお泊り体験 海の生きものたちの夜の生態観察」です。大水槽の前でお泊りして、昼と夜の生きものたちの様子を観察した塾生たちの様子をレポートします!
今回の講座は、横浜市金沢区八景島にある横浜・八景島シーパラダイスで行いました。初めてのお泊り講座で塾生みんながとても楽しみにしていた講座です。集合時間は午後でしたが、事前に2DAYパスをもらっていたので、午前中から水族館を楽しんでいた塾生もいました。受付を済ませたら、お泊り用の荷物を預け、座学講座のある客船ターミナル内の会議室に移動し、いよいよ講座の始まりです。
横浜・八景島シーパラダイスの飼育員の方から水族館のお仕事についてお話ししてもらいました。飼育員のお仕事は大きく分けて6つあり、その中でも大切な3つの「じ」掃除(そうじ)・調餌(ちょうじ)・給餌(きゅうじ)について詳しく教えてもらいました。大水槽のお水は1500㎥もあることや、餌の種類が70種類もあって、生きものによって餌の形状もそれぞれ変えていること、餌を与えることがトレーニングにも繋がっていることを学びました。そのあと、班に分かれてトレーナーの素質が試されるシェイピングゲームをして盛り上がりました。ボランティアサポーターが動物役になり、塾生たちは動物役から目的の行動を引き出すトレーナー役です。1回目は動物から「手を振る」という行動を引き出します。動物役が手をあげると〇、足を上げると×、動物役はいろんな行動をして〇×をもらうのですが「手を振る」という正解になかなか近づけず苦戦していました。2回目、3回目のゲームでも、正解が引き出せた班、引き出せなかった班がいて、実際のトレーナーさんたちの動物に動作を教える地道な努力がうかがえました。
座学が終わるとアクアミュージアムに移動して班ごとに見学していきます。お昼と夜の生態系の違いを観察しよう、と小さい水槽のカラフルな魚や大きい水槽の魚の群れなど観察してメモを取りました。夜にも見に来るからねと声掛けしてもじっくり見たくてなかなか進みません。次はうみファームで魚釣り体験です。それぞれ2匹釣りあげるノルマはいとも簡単にクリアしていました。糸を外すのが少し苦手な塾生もいましたが、そこはボランティアサポーターがしっかりとサポートしてくれていました。自分たちで釣りあげたアジを袋に入れてそれぞれ持ち、夕食のバーベキュー会場へ移動します。
釣ったアジはフライにしてくれるので名札を付けて一旦レストランに預けます。夕食会場のYAKIYAではすでにテーブルにお肉や野菜などが準備されていて、塾生保護者2組ずつで席に座りました。仲良くなった塾生たちは食べ放題のお肉や飲み物を一緒に取りに行ったり、席に残った保護者同士もお肉を焼きながら楽しくお話ししている様子でした。もちろん釣ったアジも大事に食べました。食べる時間が少し短かったかもしれませんが皆さんたくさん召し上がって楽しめたようです。
お腹いっぱいになって体力が回復したら、ナイトショー見学に移動します。夜のショーは、プロジェクションマッピングやライトの光の演出で、キラキラした水面からイルカがジャンプしたり昼間のショーとは雰囲気が違って幻想的でした。ショーが終わると一般のお客さまは帰られて、西武塾の貸し切りです。ここから普段は見ることのできないバックヤードツアーが始まります。ショーステージに降りて夜はここで寝ているというイルカを上から見て、滑らないようにバックヤードに入ります。座学で学んだ調餌する場所や餌が入っている冷凍庫など、感心しながら見て回っていきました。
バックヤード見学が終わったら、次は夜の水族館探検です。夜の水族館探検も案内してもらいながら、班ごとで回ります。館内は消灯していて真っ暗です。すでに寝ている生きものたちがいるので、係の方の懐中電灯で時折足元を照らすだけで歩いていきます。昼と夜の生態系の違いを見つけるために、係の方の説明を聞きながら足元に気を付けて進みます。暗くて見えにくいけど、非常灯の明かりの下まで行ってしっかりメモしていました。全部見て回ったら時間は22時。普段はもう寝ている時間の塾生はかなり眠そうでしたが、保護者の方と協力して寝床の準備をしました。着替えて歯磨きをしたら、大水槽の前や、セイウチの前などそれぞれの場所で就寝です。
昨夜遅かったにも関わらず、6時に起床でしたが誰も寝坊することなく、6時30分の朝礼を行うことができました。今日の体験はイルカとのふれあいです。ふれあいラグーンに移動したら朝食組とイルカとのふれあい体験組に分かれます。朝食の開始時間までちょっと時間があったので、ボランティアサポーターの指導でライオンズ体操(燃えろ!ライオンズの音楽を流しながらの準備体操)を行いました。朝の陽ざしの中での体操は気持ちよかったです。
体操をしたので朝食がとてもおいしく感じました。しっかり腹ごしらえしたらイルカとのふれあいです。親子ペアでイルカに魚の餌をあげます。塾生と保護者の皆さまと交代で餌をあげました。そのあとはイルカと握手です。飼育員の方に右手を高く上げて、さっと下ろすとイルカが上がってきてくれるのでしっかりとヒレを掴んでねと教わります。握手している写真を係の方に撮ってもらい良い記念になりました。
全ての体験を終えて、アクアスタジアムに戻ります。昨日釣りをしたうみファームをお話を聞きながら通りました。講師の方から「アマモという海藻は水をきれいにしてくれたり二酸化炭素を削減してくれるから、たくさん育てたいんだ。」、「ここにはクラゲがたくさん集まって来ているけど、ゴミも同じようにたくさん漂ってきているよね。このクラゲと間違えてビニール袋を食べちゃうお魚さんがいるからゴミは海に捨てないでね。」等々最後まで楽しくてためになる話しを聞きました。水族館が楽しいだけじゃなくて学びの場でもあって、生きものたちはどんな場所や環境で暮らしているんだろう、と考え成長できた2日間だったと思います。貴重な体験をさせてくれた横浜八景島の皆さまにも感謝したいです。
すいぞくかんの、ねるときがすごくたのしかったです。
ゆめさん(小学1年生)
今日ときのうであわせてつかれたけどせいたくんがあさおきて見に行ったらなんだかたのしそうだったです。イルカとのふれあいでは、さいしょはドキドキしてたけどやってみたらすごくたのしかったです。しまさんのたいそうもおもしろかったです。またきたらいっぱいりゅうぐにのりたいです。
けいなさん(小学2年生)
いろいろな魚がいてどれもかわいくて水ぞく館にいた魚をぜんぶかいたいけど家には入らないから家が広くなってぜんぶの魚をかいたいです。
ももえさん(小学3年生)
クラゲは口からエサをたべて、口からうんちをだすんだと学びました。アミメハギはねるときながされないようにかいそうをくわえてねていることも学びました。
なおさん(小学4年生)
ナイトショーでは飼育員さんとイルカ、シロイルカの仲がとても伝わってきました。魚の色が変わっていたり、すごいびっくりすることがたくさんありました。とくにびっくりしたのが、マイワシの大ぐんです。先頭のイワシにみんなついていって、おもしろかったです。
まおさん(小学5年生)
水族かんのバックヤード見学とか、アザラシの前でねるのとか楽しかったです。私はすいぞくかんのしごとにきょうみあるけど、ナイトショーとか見てもっとやってみたいなと強く思った。
さなさん(小学6年生)
普段から水族館は好きで良く子供と行くのですが、水族館の方のお話を聞くことができ、バックヤードや夜の館内、さらには水族館内でのお泊まりなど、普段ではできない体験をさせていただきました。長い時間に渡るプログラムでしたが、どの断面をとっても濃密で、子供も疲れを感じさせないくらい夢中になっておりました。今後、また動物園や水族館に行くときには、今回の体験から、子供といろいろな話ができるのではないかと思い、今から楽しみです。
ゆめさん 小学1年生のご家族
とても楽しみにしていた講座でした。水族館のお仕事はキラキラしているようですが、それだけでない裏の事、体力勝負なことなど知ることが出来、大変興味深い内容でした。また、普段魚を食べるまでの道のりや環境問題など考えさせられることも多く、よい刺激になったようです。八景島シーパラダイスのスタッフのかたを始め、事務局、ボランティアスタッフの方々は混み合う島内、館内、常に安全に快適に過ごせるよう、ご配慮いただきましてありがとうございました。
あんりさん 小学2年生のご家族
本当に親子で楽しみにしていた講座でした。水槽の前で寝るなんて経験は一生に一度の経験です。何よりびっくりしたのが昼と夜でお魚達の様子がガラリと変わったことです。お母さんアザラシがぐっすりと寝ている中、子供のアザラシは夜中も暫く元気に泳ぎまわっていました。
しょうたさん 小学3年生のご家族
貴重な体験がたくさんできました。子供だけでなく、大人もワクワク感を味わうことができ、素敵な思い出になりました。魚が寝てる姿を初めてみました。セイウチのせいたくんがとても可愛かったです。水族館の中で眠れて、楽しかったです。魚釣りのタイミングが夕方で暑さも和らいだ時間帯だったのでバッチリでした。バーベキューは焼くのに時間がかかるので、もう少し時間があったらよかったなと思いました。水族館でみんなたくさんメモを取っていたので、最後に気づいたことや感想を発表する時間があったらよかったなと思いました。
あさひさん 小学4年生のご家族
水族館のバックヤードツアーは日中のツアーとは違い、夜だからこそしっかり見られたように思うし、普段は興味を持たない水槽もじっくり見たように思います。また、案内してくださったシーパラのスタッフの方も、興味深いお話をたくさん聞かせてくれて、とてもよかったです。夜水槽の前で寝たのも本当に貴重な体験ができました。次回、個人的に遊びに行く時もまた注目しようと思います。難しいとは思いますが、日中の観察の時間がもう少し欲しかったのと、解散後にアーリーチェックインのような、水族館を開館前に見られる、などがあったらよかったなと思いました。
しょうたさん 小学5年生のご家族
飼育員さんの素敵なお話を聞いたことで、子どもたちも夢に向かって生きてほしいなと思いました。魚を釣り上げた嬉しそうな顔、水槽前でのお泊まり、バックヤードも見学、イルカご飯あげにイルカと握手等、、。書ききれない全てが楽しくあっという間な時間でした。保護者同士も仲良くなりました。
ゆうきさん 小学6年生のご家族
塾生、保護者の皆さま、8月講座「水族館でのお泊り体験 海の生きものたちの夜の生態観察」にご参加いただきありがとうございました。水族館でお泊まりという非日常体験が皆さまの夏の思い出になってくれていたらスタッフ・動物たち一同大変喜ばしく思います。座学やバックヤードツアー、夜の水族館探検を通して、塾生の皆さまが水族館や生きものたちへの理解を深めながら講座を真剣に受けている姿が印象的でした。環境問題への質問もあり、皆さまが生きものたちを取り巻く環境にも目を向けてくれていることを感じ取ることができて、水族館として伝えたいことがきちんと伝わっているのだとスタッフとしても嬉しい気持ちでいっぱいです。いきいきと命を輝かせる生きものたちに、ぜひまた会いに来ていただき、様々なことを感じ取っていただければと思います。5年後・10年後も、生きものとスタッフたちがいつでも皆さまをお待ちしております。
左から
横浜・八景島シーパラダイス
アクアリゾーツ うみファーム担当 柳澤 拓哉
副館長 名倉 文彦
飼育技師 西川 弥緒
今回一緒に活動した西武グループボランティアサポーターの皆さん
西武鉄道、西武リアルティソリューションズ、西武バス、西武レクリエーション、伊豆箱根鉄道、西武建設、西武グループOB 合計14名
西武塾事務局
(03)6709-3161(平日:10:00~15:00)