2023

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農業体験①田植えに挑戦

5月21日(日)埼玉県横瀬町において5月講座を実施し、28組56名の塾生・保護者にご参加いただきました。今回は「農業体験①田植えに挑戦」です。手植えでの苗植えに挑戦し、手植えだからこそ味わえる楽しさや苦労の一部を感じた塾生たちの様子をレポートします!

  • 2023年5月21日(日)
    • 団体名:横瀬町役場振興課・横瀬町寺坂棚田保存会
    • 会場:埼玉県秩父郡横瀬町寺坂棚田

寺坂棚田で開催!

今回の講座は、埼玉県横瀬町にある寺坂棚田で実施しました。前日の雨、朝から曇天の心配な空模様でしたが、横瀬駅に到着する塾生たちは自然の空気を体いっぱいに吸い込みやる気に満ち溢れている様子でした。ボランティアサポーターの先導で受付会場の横瀬町町民会館まで移動します。

横瀬町町民会館で朝礼!

町民会館では、受付を済ませて田植え用の服装に着替えて朝礼を行いました。朝礼では塾訓を初めてみんなで唱和しましたが、大きな声で唱和できました。そのあと、班に分かれてミーティング。円になってそれぞれ楽しみなことを発表したり簡単に自己紹介したり、チームで結束を固めます。

寺坂棚田へ向かって出発!

ボランティアサポーターを先頭に班ごとで町民会館を出発し、途中の横瀬川を渡ると寺坂棚田が見えてきました。山の斜面一面に広がるたくさんの田んぼ、カエルたちの合唱に塾生たちは驚いている様子でした。寺坂棚田保存会の町田会長からごあいさつをいただき、田植えの仕方について説明を受けました。いよいよ田植えの時間です。

田植えスタート!

泥に足を取られながら、転ばないように田植えをする位置まで慎重に進み、保存会の方に教えていただいたやり方のコツを早速試して順番に植えていきます。裸足で田んぼの土を踏む感触に歓声や悲鳴を上げながらもみんなで協力して棚田一面に楽しく苗を植えることができました。

泥を落として機械植えの見学!

一生懸命に植えた苗は風になびいてとてもきれいでした。泥だらけになった足を田んぼの脇でキレイに洗い流します。手足がきれいになって、汗を拭いてぐっと飲み干すお茶が美味しすぎました。一息ついたら保存会の方による機械植えのデモンストレーションを畦から見学しました。あんなに大変な思いをした田んぼにあっという間に苗が植わっていきました。

お赤飯と豚汁!

婦人会のみなさんが朝早くからお昼ご飯を準備してくれていました。昨年同じ棚田で収穫された黒米ともち米で炊いたお赤飯と豚汁です。朝は曇り空でしたが、お昼を食べるときは晴れ間がのぞいていました。みんなで青空のもと美味しいご飯をいただきながら今年の豊作を祈ります。

保存会の皆さん収穫まで田んぼをお願いします!

講座が終わるとそのまま帰宅するご家族や、武甲温泉、小松沢レジャー農園に立ち寄るご家族もいてそれぞれ解散しました。今回の講座で塾生たちは大変な手植えを体験したからこそ得られる感謝の気持ちを実感することができたのではないでしょうか。秋には今回植えた苗が大きく生長して、稲刈りを行います。稲刈りまでは保存会の皆さんに毎日の管理をお願いしました。西武塾では今後もいろいろな体験を行い、塾生のみなさんの成長に繋げていきたいと思います。

塾生の声

たうえをするときどろんこになってたのしかったです。

ゆめさん(小学1年生)

たんぼにドジョウがいることを知りました。

ひろひとさん(小学2年生)

おもしろかった。足がうまってたいへんだった。とんじるがおいしかった。

まほさん(小学3年生)

いつも食べているお米があんなにくろうしてえきているなんて知らなかったので、食べる時は、きれいにのこさずかんしゃして食べようと思いました。

さくらさん(小学4年生)

どろが思ったよりも、ふかくて、歩くのがむずかしかったです。最ごまで、ころぶ人がいなくて安心しました!歩くのがむずかしいだけじゃなくて、あしや手もどろだらけになっていつもなんとなく食べているお米がすごくおいしく感じました。

しょうたさん(小学5年生)

いねの植えかたや田んぼにいる生き物を学びました。あと棚田になっている理由も知りました。

しゅんたさん(小学6年生)

保護者の声

今回満足度の高い体験をさせて頂けたのも、多くの準備を事前に行って頂けていた部分が大きいと思います。 サポートして頂いた方や、スタッフの方々には大変感謝しております。 ありがとうございました。

えいじさん 小学1年生ご家族

多数のボランティアの方にご協力頂いていることがわかり、とてもありがたかったです。

たまきさん 小学2年生ご家族

貴重な田植え経験の機会をありがとうございました。棚田を守る会の存在を知るよい機会にもなりました。

あつとさん 小学3年生ご家族

田植えの経験は個人ではなかなかできない体験なのでこのような会を開いていただて有難いです。 こどもも楽しんでいました! 田んぼの中は気持ちよかったです♪

なおさん 小学4年生ご家族

ボランティアサポーターと事務局の方々は、親切かつユーモアもあり、親子ともども楽しい時間を過ごさせてもらいました。田植えを指導していただき、昼食を作っていただいた棚田保存会の方々にも大変感謝しています。

まおさん 小学5年生ご家族

秩父には何回も訪れましたが、棚田があることを知りませんでした。副会長さんの田植えデモンストレーションに感激しました。婦人会の皆様に作っていただいた赤飯、豚汁は美味しかったです。 稲刈りが楽しみです。

ゆうきさん 小学6年生ご家族

講師より

棚田での農業体験当日は天候に恵まれ、塾生の皆さんの元気・意気込みを受け、楽しく田植え作業ができました。
田んぼの土の感触はいかがでしたか?ヌルヌルして気持ち悪かったですか?
稲の生長には欠かせない土です。
今回は面積が広く時間がかかりましたが、無事に植え付けることができ皆さんの熱心さに感動しました。
田植え前や稲刈りまでの作業のご説明ができず残念でしたが、それは秋の稲刈りの時にとっておきましょう。
作業の後の棚田でとれたもち米・黒米のお赤飯と豚汁を青空の下で食べるのは美味しかったですね。
米作りは、苗の育成・田んぼを耕し・田植えの準備・田植え・収穫までの生育管理・稲刈り等の作業を経て収穫します。
皆さんが毎日食べているご飯は、このようにたくさんの作業を経てお米になることを理解してもらえれば幸いです。
秋の稲刈りまで稲の生育状態を確認しながら、水の管理、あぜの草刈り、害鳥除け(案山子)などをして保存会が守っていきますね。
棚田は四季折々楽しめる場所です。
カエルの合唱から始まり、夏はホタル、秋はイナゴ・赤トンボ、冬はカシオペア・オリオン等の星が楽しめ、キジ・シラサギ・トンビが舞う自然いっぱいの棚田です。
この棚田は皆さんの故郷・憩いの場として、横瀬町の協力を経て保存活動をしており是非、後世に伝承して行きたいと思っています。
最後に、今年は7月1日にホタルかがり火祭を実施します。
埼玉県では最大級の棚田、交通の便も良いのでぜひ遊びに来てください。

寺坂棚田保存会の皆さま

サポーター紹介

協力ボランティアサポーター紹介

今回一緒に活動した西武グループボランティアサポーターの皆さん
西武鉄道、西武バス、西武・プリンスホテルズワールドワイド、西武リアルティソリューションズ、伊豆箱根鉄道、西武建設、株式会社パスモ、西武グループOB 合計21名

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