2022

7

干潟の生きものとふれあい自然環境を学ぶ

7月3日(日)谷津干潟自然観察センターにおいて7月講座を実施し、25組50名の塾生・保護者にご参加いただきました。今回は「干潟の生きものとふれあい自然環境を学ぶ」です。実際に干潟に入って生きものを探したり、野鳥を観察した塾生たちの様子をレポートします!

  • 2022年7月3日(日)
    • 会社名:西武造園株式会社
    • 職場名:谷津干潟自然観察センター

谷津干潟自然観察センターで開催!

今回の講座は、千葉県習志野市にある谷津干潟自然観察センターで実施しました。
当日は、前日までの猛暑が少しだけやわらぎ薄雲となり、丁度良い干潟観察日和となりました。谷津干潟自然観察センターに到着した塾生たちは検温を済ませてレクチャールームに集合しました。

昼礼の実施!

レクチャールームでは、塾生と保護者に分かれて着席し、昼礼を行いました。
当日のスケジュール説明の後、サポーターの自己紹介も行い、会場内は和やかな雰囲気に包まれました。

講師のあいさつ

谷津干潟自然観察センター所長の旗本さんからごあいさついただき、そのあとに谷津干潟についてのクイズが出題されました。塾生たちは楽しそうに回答していました。

2つのグループに分かれて講座開始!

干潟で生きものを観察するグループと館内から野鳥観察をするグループに分かれて講座を開始しました。
干潟で生きものを観察するグループには、初めて干潟に入った塾生もいて皆ワクワクしている様子でした。
野鳥観察をするグループは館内から干潟にいる色々な野鳥を観察しました。

干潟の生きもの探し

干潟に入ったグループは、レンジャーさんから生きものの探し方を教えてもらった後サポーターからバケツとスコップを受け取り、干潟の生きもの探しを始めました。
貝やカニなどを見つけてはしゃいでいる塾生がいたり、絶滅危惧種の「マサゴハゼ」という魚を見つけた塾生もいて色々な生きものを見つけることができました。また保護者の皆さんも一緒になって楽しんでいる様子が印象的でした。
干潟では、生きもの以外にもマイクロプラスチックを探しました。
波や岩で削られた小さなゴミは魚や貝、鳥が食べてしまうと命を落としてしまうこともあります。
わずかな時間ではありましたが、みんなで協力してゴミを集めました。

館内から野鳥観察!

野鳥を観察するグループは、双眼鏡の使い方を教わった後、館内から野鳥の観察を行いました。
レンジャーさんが用意してくれた干潟の鳥ビンゴを見ながら保護者の皆さんとともにいろいろな鳥の「色・形・行動」を観察しました。たくさん見つけられた塾生もいて満足している様子でした。

講座の振り返り!

それぞれのグループの体験を終わったあとは講座の振り返りを行いました。
塾生たちからは「いままで生きものに触れ合う機会が少なかったので、干潟の秘密などが知れてよかった。」や「泥をさわれた。普通の土と感触がちがってよかった。」などの感想を発表してもらいました。

質問タイム

塾生たちからは「カニの種類は何種類いるんですか?」、「1年の中で、どの季節が一番生きものが見られますか?」など多くの質問をいただきました。講師の方は塾生の質問に対してわかりやすく丁寧に回答してくださいました。
最後に今日教えていただいた講師の方にお礼のあいさつをして講座は終了となりました。
今回の講座をきっかけに塾生たちからは「今までカニを触ることはできなかったけど触れるようになった」、「谷津干潟にはいろいろな種類の鳥が飛んできているのでもっとたくさんの種類を見てみたい」など、できなかったことができるようになった喜びや新たなことに興味を持っていただけたようでした。
また、プラスチックや空き瓶などのゴミは、新しいものだけではなく何年も前の昔のゴミも今も見つかるという話にみんな驚き、改めて、ゴミは必ず持ち帰ること、何よりもゴミを出さないようにすることが大切だと学びました。
写真:40年前に閉園した「谷津遊園」のゴミ

塾生の声

かにをつかまえたときうれしかったです。かにのはさみがかわいかったです。

りおさん(小学1年生)

ひがたがうみにつながっているのもしらなかったし、めずらしいさかなもしれて、ひがたをでるとき大きなカニもみれました。

けいたろうさん(小学2年生)

ひさしぶりにかにやかいなどさわれてとても楽しくいいきかいになりました。

ゆきのさん(小学3年生)

今の自然環境はとてもじょうきょうがわるく、もっとゴミを川や海にすてないでほしいと思います。

さくらさん(小学4年生)

今日の学習をとおして、自分が知らなかった自然などがよく知れてうれしかったです。

しんのすけさん(小学5年生)

深くもぐるために体量を重くするというくふうがおもしろいなと思いました。そして種類によっても住む所がちがうなどということがふしぎに思いました。

あやのさん(小学6年生)

保護者の声

きらきらした目で干潟の生物を探していた子供達がとても印象的でした。今ある自然を子供達に残していけるように、自分達に出来ることは何か娘と話してみたいなと思いました。

めいさん(小学2年生)のご家族

通常入れない干潟で生き物と触れ合う体験はかけがえのないものでした。普段は、泥んこになって生き物と遊ぶ機会が少なく、このような企画で意識的に子どもたちに経験させてあげたいと感じました。

あらたさん(小学2年生)のご家族

干潟とはどんな所か学べて大人も楽しめました。娘は干潟でカニ探しをしたのが楽しかったようです。生き物を大切にする気持ち、ゴミを投げ入れるとどうなるのか等、子供にも分かりやすく説明して頂き、娘も理解できた様子でした。

さきさん(小学3年生)のご家族

谷津干潟には初めて訪れました。干潟での観察もバードウォッチングも、親子そろって初めての経験でした。西武塾に参加していなかったら訪れたり経験したりすることもなかったと思うので、本当にとてもいい機会となりました。

あきとさん(小学4年生)のご家族

自然の体験は東京近郊ではなかなか難しく、今回の干潟も初めての体験で非常に楽しく学ばせていただきました。こんなに喜ぶんだと意外でした。

りんかさん(小学5年生)のご家族

干潟に入るのは私も息子も初めてでした。今まで、虫を取ったり魚を捕まえたりするような経験がなかったので、息子がカニを探すのにあんなに夢中になるなんて思ってもいませんでした。興味の幅が広がったように思います。

しんのすけさん(小学5年生)のご家族

講師より

塾生の皆さま、谷津干潟自然観察センターへお越しいただきありがとうございました。
皆さまと一緒に谷津干潟にすむ生きものを探し、野鳥の様子を観察することができてとても楽しい時間を過ごすことができました。
干潟の泥の穴を掘ったときの気持ちや、初めてカニやゴカイをつかまえたときの感触はどうでしたか。泥の中からカニやゴカイ、貝を見つけた時はワクワクし、無我夢中になれたのではないかと思います。
干潟は、潮の満ち引きという自然現象で陸になったり海になったりするところです。そのため、多種多様な生きものが生息しています。今回は、鳥と干潟の生きもののつながりや、カニが泥をキレイにしてくれること、二枚貝が海水をキレイにしてくれることを学びましたね。どの生きものも地球にとってなくてはならない大切な存在です。
これからも野鳥や干潟の生きもの観察をし、生きものの面白さや自然の仕組み、生きもの同士のつながりを発見してみてくださいね。
また皆さんとお会いできることを楽しみにしております。一緒に生きものを見つけましょう。

左から
谷津干潟自然観察センター
広報担当 小山 文子
所長 旗本 正巳
チーフレンジャー 星野 七奈

  • 講師は、写真撮影のため、マスクを外しています。

サポーター紹介

今回一緒に活動した12名の西武グループボランティアサポーターの皆さん

西武鉄道、西武・プリンスホテルズワールドワイド、西武リアルティソリューションズ、西武健康保険組合、西武園ゆうえんち、ブルーミューズ 合計12名

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