株式会社西武ホールディングス
代表取締役社長
![]()

Q1 2012年3月期第2四半期累計期間における決算の総括について教えてください。
東日本大震災にともなう出控え、自粛による消費マインドの低下や訪日外国人客の激減による需要の低迷などの影響により、営業収益は前年同期比224億円減の2,095億円となりました。これは、前期末をもって営業を終了した旧グランドプリンスホテル赤坂の減収額が含まれており、それを除くと、実質的な減少は173億円となります。東日本大震災による大きな影響を受けつつも、消費マインドの変化を捉えた商品造成、サービスの提供などさまざまな施策を実施したことなどで、前述の減収に留めました。
営業利益は、営業収益が224億円減少したものの効率的な事業運営によるコスト削減などに努めた結果、前年同期比40億円減の163億円、経常利益は、前年同期比36億円減の97億円となりました。
また、特別損失として、西武鉄道株式会社の上場廃止に係る損害賠償請求訴訟に関して、最高裁判所の判決を踏まえ、181億円の訴訟損失引当金を計上したことなどから140億円の当期純損失となりました。
Q2 2012年3月期第2四半期における剰余金の配当について教えてください。
西武グループの事業は、都市交通・沿線事業やホテル・レジャー事業、不動産事業を中心としており、持続的かつ健全な成長を果たしていくことを経営の目標としております。このため、当社は、グループ全体の経営基盤の強化や企業価値の向上を図り、内部留保を充実させることで財務体質を強化し、安定した配当を継続的に行うことを基本方針としております。
以上の基本方針のもと、当期純損失が訴訟損失引当金の計上という一過性の要因によるものであることから、中間配当は、従前どおり1株当たり2円50銭といたしました。
Q3 2011年上期の成果をお伺いします。

インタビューにこたえる後藤社長
東日本大震災の影響が長引く中、西武グループは「グループビジョン」に基づき、企業が果たすべき役割を認識し、企業活動を通じての社会貢献、新たな視点による施策の実施、安定経営の維持・継続を今年度の方針として、事業に取り組みました。
東日本大震災に対するグループの取り組みとして、岩手県を通じて雫石プリンスホテルを、また東京都を通じて旧グランドプリンスホテル赤坂を、被害を受けた方々の避難施設としてご活用いただきました。その他、義援金の拠出、支援物資の提供、募金活動の実施、復興支援イベントの開催など、グループ各社ならびに役職員一同、力をあわせて被害にあわれた方々への支援と被災地の復興に尽力いたしました。また、夏季の電力不足に対応するため、可能な限りサービス水準の維持に努めつつ、グループ全体で消費電力の削減に取り組みました。
「都市交通・沿線事業」においては、引き続き安全の確保を最重要課題として捉えた取り組み及びサービス向上策、「ホテル・レジャー事業」においては、お客さまのニーズの変化を捉えた新たなサービスの提供に努めました。具体的には、2011年4月に池袋線練馬高野台駅〜石神井公園駅付近の下り線高架切り替えを実施、また所沢駅をはじめとする駅舎改良工事を継続して行いました。全国のプリンスホテルでは、東日本大震災以降の消費マインドの変化を捉え、長期かつ快適にご滞在いただくため「ロングステイプラン」を、更に都心に近いリゾートホテルでは、夏場の節電対策で就業時間を前倒しして勤務されるサマータイムのお客さまの動向を踏まえ、時間をより有効に活用していただくため「アフター4プラン」などを販売いたしました。
その他、不動産事業においては、新宿線狭山市駅において「Emio狭山市」を開業、また、紀尾井町の街づくりへの貢献を目指し旧グランドプリンスホテル赤坂のホテル用地の再開発計画を進めるなど、保有資産の有効活用を図るべく、鋭意近隣住民の方々などへの説明会や行政との協議を前年度に引き続き行いました。
Q4 株主の皆さまへのメッセージをお願いします。
2012年3月期第2四半期累計期間における経営成績は、先に述べた訴訟損失引当金の計上といった一過性の要因により当期純損失となりましたが、2006年の当社設立以来、グループ全体で財務体質の強化や持続的成長を可能とする経営基盤の構築など、グループ経営改革を継続的に実施し、その成果は着実に表れてきていると考えております。
今後も、「グループビジョン」に則り、企業としての社会的使命・責任を果たすとともに、より一層の企業価値向上を図るべく、引き続き「売上基盤の拡充」と「生産効率性・資産効率性の追求」を積極的に推進し、いかなる環境においても持続的な成長が見込める体制を構築し、経営の最優先課題である株式の上場を、早期にかつ良い形で実現してまいりたいと考えております。株主の皆さまにおかれましては、引き続きご理解とご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。






